アルフレームを使った製品の裏話や活用方法がわかるコラム、「アルミやろうぜ!」
今回はレターラックを製作しました。
散らばりがちな封筒を一か所にまとめたい!
手続きが必要な書類や封筒などの保管場所って意外と定位置がなくて困る事、ありませんか?とりあえず…でどこか引き出しにしまったり、机の上に適当に放置していると、いざ確認したいときにどこにしまったっけ?と探すこともあるかと思います。
今回はそんな郵便物を一か所にまとめておけるレタータックをアルフレームを使って製作しました。
製品の特長
封筒と一緒に文具も収納できるレターラック
と、いうことで、アルフレームを使って製作したものがこちらです。
封筒を置くスペースの横に小物入れのスペースも作りました(写真左側)。郵便物や配達物を受け取るときに使うカッターやボールペンの置き場所を個別で作っておけば、配達が来たときに毎回慌てて探す必要もありません。
製作にはアルフレーム16mmシリーズを使用しました。底面だけパネルをいれ、そのほかの面はフレームのみという形にしているので、保管している郵便物がなにかすぐ確認することができます。
パネルを入れる底面にはA-2というフレームを使用しています。A-2はリブがついたフレームで、リブの上にパネルを載せることができます。
棚板をつけたいときによく使用するフレームで、フレームの裏表を変えることで、パネルとフレームに段差をつける。使うパネル厚が変えられる。といった特徴があります。
通常、A-2で底面の四方を囲いその上にパネルを載せる使い方が多いのですが、今回封筒を入れる部分と、小物入れ部分でリブの向きを変えて使いたいという都合上、どちらの面も四方を囲う…ということができないため、各面向かい合う二辺のみにA-2を使用して、その上にパネルを載せています。
卓上でも壁掛けでも使える
本体の底面にアングル(L字のパーツ)を取り付け、石膏ボード用のピンなどで本体を固定することで壁掛けで使用することができるようにしました。
フレームの底面にブラインドナット(薄い板にネジ穴を取り付けられるもの)を取り付けることで、ネジ止めでパーツを着脱できる仕様にしています。
作り方
ここからは作り方を簡単にご紹介します。
使用した部材
今回使用した部材です。フレームは16mmシリーズを使用。そのほか壁掛け用のアングルと、底面用のパネル(3mmのアルミ複合板)を使用しました。
底面の組立
まずは底面を組み立てます。アルフレームは組み立てた後の解体が困難なため、組み立て前に一度フレームとジョイントを並べ、形を確認しておきます。
向きが確認できたら、組み立てに入ります。プラスチックハンマーを使ってジョイントをフレームの両端に連結します。
片方のジョイントに、さらにフレームを連結します。
さらにフレームにジョイントを連結すれば、底面の長辺になるパーツが出来上がりました。
長辺が出来上がったら、つぎはそれらを短辺のフレームでつなぎます。はじめに確認した向きどおりに、フレームを連結させて
長辺同士をつなぎます。
複数のジョイントをまとめて連結するときは、それぞれのジョイントを均等に少しずつ叩くことがポイントです。一か所を集中して叩いてしまうと、他の場所が連結しづらくなってしまう場合があります。
これで底面が完成しました。
天面の組立
天面も底面と同じ順序で組み立てます。
天面は底面とまた形が異なるので、組み立てる向きに気をつけましょう。
天面もこれで完成です。
底面と天面を組み立てる
どちらも組み立てできたら、支柱用のフレームを使って底面と天面を連結します。
まずは底面に支柱フレームを差し込みます、
底面から出ているジョイントの脚に支柱フレームを叩き込みます。
支柱が全て連結出来たら、向きを確認して天面を上から連結します。このときも、ジョイント4か所を均等に少しずつ叩いて連結します。
底面に壁掛け用のパーツを取り付ける
先述したように本体を壁掛けで使用する場合は、底面に掛け用のアングルを取り付けます。
アングルの穴位置と本体のブラインドナットを入れている位置を合わせて
プラスドライバーでネジ止めします。
最後に、底面にパネルを載せて完成です。
完成!
封筒だけでなく、例えばお店のクーポンやスーパーのチラシなど、あとで見返したいものを入れておくと、いざというときにすぐ確認できるのでおすすめです🍅
製品に使用したフレームの詳細は、以下のボタンよりご覧いただけます。
記事に載っている製品の別サイズ、別仕様を作りたい!他にもフレームでこんなものが作りたいんだけど…?など
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