アルフレームを使った製品の裏話や活用方法がわかるコラム、「アルミやろうぜ!」
今回は脚付きのツールトレイをアルフレームを使って製作しました。
あちこち散らばる道具をまとめておける場所が欲しい!
最近InstagramなどのSNSをチェックしていると、色々なハンドメイドの製作動画を見かける機会が増えたような気がします。イラストや手芸、アクセサリー作り、UVレジンやシーリングワックス、ミニチュア製作など…。実際に動画を見て始められた方もいらっしゃるのではないでしょうか。(筆者はシーリングワックスがやってみたくて仕方ありません。)
こういったハンドメイド系の趣味はとても楽しいのですが、どうしても使う道具が多い分作業スペースが散らかってしまいがちです。小さいパーツや道具も多いので、作業していると知らぬ間に見失ってしまい、後日全然関係ない場所から発見されるということもしばしば。
道具が散らばらないように、しかも省スペースでまとめて置いておけるものが欲しい!と思い、製作したのが今回の脚つきツールトレイです。
製品の特長
脚付きで作業スペースを有効活用
と、いうことでアルフレームを使ってさっそくツールトレイを製作してみました。一番の特徴はトレーに高さを出すための脚をつけた点です。
作業スペースに平置きして使用する一般的なトレーとは違い、脚があることで高さが出るのでトレー部分に物を置いた下の空間も活用することができます。パーツをまとめたケースや、レジン作業に使う小さめのUVランプなど、大きめの物はトレー下に置いて、ハサミなどの道具や小さなパーツはトレー上に置くといった使い方ができます。
フレームに段差をつけて道具を落としにくく
アルフレームの16mmシリーズはフレームに”リブ”がついているのが特徴です。このリブを活用することでパネルを上に載せたり挟み込んだり、段差をつけたりといった使い方が可能です。
今回はA-6という品番のフレームを使ってトレー部分を組み立てています。トレーに載せたパネルと、フレームには段差ができるようになっており、トレーに載せたものが転がって落ちないようにしました。
段差があるので、このパネルの上にさらに布などを敷くこともできます。たとえばビーズワーク用にマットを上に敷くこともできます。
製品の組み立て方
ここからは製品の組み立て方をご紹介します。
使用した部材
今回使用した部材です。アルフレームの16mmシリーズとジョイント、アルミ複合板を用意しました。
プラスチックハンマー1本だけで全て組み立て可能です。
トレー部分を組み立てる
まずトレー部分を組み立てます。トレー部分には先述したリブがついているA-6という品番のフレームを使用します。
A-6はフレームの向きによってリブの段差が浅い面、深い面があります。製作時に好きな方向を選んで組み立てることで違った用途での組み立てが可能です。
浅い面は3mm厚のフレームをのせることで、フラットな面を作ることができます。
深い方は9mm厚のパネルを載せればフラットな面を作る事も可能ですし、薄いパネルを載せることであえて段差をつける事もできます。
今回は段差をつけてトレーに載せるものが落ちないようにしたいので、10.5mmの段差があるほうにパネルを載せるように向きを合わせて製作します。
このフレームの両端にジョイントを連結します。プラスチックハンマーを使ってジョイントとフレームに隙間がないようしっかりと叩き込みます。
同じものをもう1セット作ります。
2セット分連結出来たら、連結したジョイントにさらにフレームを連結させます。フレームは組み立て後の解体が困難なため、組み立てる前にリブの深さが揃うように向きを確認しておくことをお勧めします。
両端のジョイントにフレームを打ち込んでコの字を作ります。
きちんと連結するとこんな感じ。
ここでリブの向きを間違えて入れてしまうと、段差がずれてしまいパネルが載せられなくなってしまいます…気をつけましょう😱
最後に初めに組んだフレームで蓋をするように連結して、トレー部分の完成です。
トレー部分が完成したら、ここに脚を取り付けます。トレー部分の四隅から出ているジョイントの脚に脚用のフレームを連結します。
これでトレー部分に脚がつきました!ただ、このままではフレームの端面が見えてしまいます。フレーム端面は鋭利になっている部分もあり、机の上を傷つけたりケガをしてしまう可能性があります。そのため最後に脚先にもジョイントを打ち込んでおきましょう。
これでフレーム部分がすべて完成しました!最後にパネルをリブの上に載せて出来上がりです!
使用例
使用例として編み物をするときに使う場合を想定してみました。写真のような感じで道具や小物をトレー上に、毛糸はトレー下に…と置くことで、すべての物を平置きにするより省スペースかつ決まった場所に物を置くことができます。
ハンドメイド作業だけではなく、プラモデル等を作る時の塗料置き場にトレイを活用する、といった使い方もできそうですね!
製品に使用したフレームの詳細は、以下のボタンよりご覧いただけます。
記事に載っている製品の別サイズ、別仕様を作りたい!他にもフレームでこんなものが作りたいんだけど…?など
気になることがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。