【アルミやろうぜ】ゲーム機ラックをアルミフレームでDIYしてみた-準備編

アルミやろうぜ第11回。今回はワイヤーネットとアルフレームでキッチンの壁掛け収納を作った第7回に続けて、アルフレームを使ったDIYの製作レポートをお届けしたいと思います。

今回は実際に製作するまでの経緯~準備編です!

↓製作編はこちら↓

ゲーム機が家に溢れて困ってます

小さいころからゲーム好きの筆者。一人暮らしを機に親から

「あんた家にあるゲーム機全部持って行ってや」

との指令が下りました。ただ、引っ越し当初は自宅が全く片付いていなかったので

「いやまあ、ほら、実家やし…戻ってきたときにやることないやん?」

という謎の言い訳で逃げていたのですが、今回とうとう自宅にゲーム機を全て移動させることに。ただ、収納する場所を用意していなかったので、急遽収納棚の購入せざるを得なくなりました。(売るという選択肢が全くない)

どんな製品があるのか色々情報収集をしていると、既製品やDIYで製作した自作の棚の製作例等がヒット…したのですが、その大半はゲーム機を2、3台+コントローラーを数個収納できる規模の大きさでした。

もしや…一般のご家庭は…ゲーム機を3台も収納できれば十分なんですか…?

我が家…6台ゲーム機があるんですが。(しかも直近で更に1台増える予定がある)

さらにゲーム機だけではなく、そのソフト類

こちらはほんの一部です。本当は倍以上あります…。

さらにさらに、ゲーム機の電源コードやコントローラーなどの周辺機器

…と、収納すべきものが山のようにあります。ネットで出てきた棚や製作事例の規模では、到底この量は入りきりません。

ならばもうピッタリの物を自作するしかないと思い、今回ゲーム機を収納するための棚をアルミフレームを使って製作してみることにしました。

製作の準備

では、棚を作るためにまずはアイデアスケッチと、仕様決めに取り掛かりましょう!

1.アイデアスケッチを描いて仕様を決めよう!

最初の頃のアイデアスケッチ。ケーブルの多さを嘆くメモが残ってます

こちら私のアイデアスケッチです。ざっくり手書きで、こんなものが欲しいな~~というイメージを描いています。製作にあたって、とにかくこれだけは叶えたい!と思ったポイントは

  1. ゲーム機が6台入る
  2. ゲームソフトをできるだけまとめて収納したい
  3. 電源コード類をきれいに整理したい
  4. コントローラー等周辺機器を棚の側面にかけたい

という4点です。

①、②に関しては、持っているゲーム機の大きさを考えて、3段の棚にすることにしました。天面、上段、中段にそれぞれゲーム機を2台ずつ置く予定です。下段は大量のソフト類を入れるために、すこし広めにスペースをとるようにします。追加で買う予定のゲーム機はさほど大きくないので、今は数に入れていません。

③、④に関しては、壁面の仕様で実現しようと思います。

まずは③の電源コードですが、ゲーム機を収納するにあたって、意外と困るのがこのコード類。長かったり本数が多かったり、昔のゲーム機に関してはACアダプターがついているので重かったりと、かなり厄介です。

なら、コード類は束ねて別の場所にしまえばいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大層ずぼらな人間です。

遊ぶ度にゲーム機にコードを抜き差しするのはめんどくさいから、できるだけゲーム機に繋ぎっぱなしにしたい。でも絡まってぐちゃぐちゃになるのは嫌!(わがまま)

…というわがままを自分で解決するために、棚の背面に100均等で売っているワイヤーネットを使うことにしました。

ワイヤーネットなら、隙間が空いているのでゲーム機の後ろからコードを棚の外に通すことができます。また、余ったケーブルなどを結束バンドでネットに固定してやれば、綺麗に整理できるのでは!という作戦です。

最後に④の周辺機器です。これらもかなりの量があるので、どう収納するか迷っていたのですが、棚の片方の側面にパンチングボード(有孔ボード)を取り付け、フックなどを使って収納することに。

ちなみに棚の正面ともう片方の側面は、ゲーム機を出し入れさせるため、あとパネル代を節約するためにフレームだけでパネルのない構造にしました。

部分ごとに違うパネルや材料を選べるのも、DIYの楽しみですし、木だけで作る棚ではできない、アルフレームの強みのひとつです。

決めた仕様に沿って、もう一度簡単に書き直してみました。これで棚のおおよその仕様が決まったので、次に棚の寸法を決めていきます。

2.フレームの寸法を決めよう!

次に棚の寸法を決めていきます。寸法に関しては、背面の上段と中段にワイヤーネットを使う都合上、お店で販売されているサイズを基準に決めていきました。入れるゲーム機のサイズも考えながら、約405×260mmのワイヤーネットを使用することに。

このワイヤーネットの大きさを、棚の高さと幅として利用します。フレームの長さはそれぞれ410と260mmに決めました。(ぴったり405mmにしなかったのは、実際に測ってみると書いているサイズより少し大きかったためです。)

さて、ゲーム機の入る高さと幅さえ決まってしまえば、他の寸法は置く場所に合わせて大体で決めていけます。フレームの種類が沢山あると、組み間違えそうで怖いな…と思ったので、棚の奥行きを410、ゲーム機を入れるために少し大きめのスペースをとる予定の最下段の高さも410に。

今回は棚の外寸よりも、棚の中の大きさの方が重要だったため、内寸からフレームの寸法を決めています。

製品を置く場所に限りがあって、外寸から決めたい!という方は、フレームの外寸がジョイントの寸法分長くなることに注意して設計してください。(下記画像の黒い塗りつぶし部分がジョイントです。)16mmのフレームの場合は16角、25mmのフレームの場合は25角のジョイントを使用します。

25mmフレームの例。16mmフレームの時は16mm引いてくださいね。

3.フレームの種類を決めよう!

最後にフレームの種類を決めていきます。

アルフレームには16mmと25mm、2種類のフレームがあります。25の方がより頑丈で、カスタム性が高い仕様ですが、今回はゲーム機を載せるだけの単純なつくりの棚なので、25フレームより軽量で安価な16フレームを使用しました。

16フレームを使ってパネルを取り付けるため、今回はA-2、A-3、A-11のフレームを主に使用します。

A-2アルフレーム

A-2(ハネ1方向)

A-3アルフレーム

A-3(ハネ2方向)

A-11(ハネ3方向)

これらのフレームは片側が4.3mm、もう片側が10.5mmの段差になるようにハネがついており、フレームを四角に組むことで、ハネの上に棚板を置くことが可能です。

背面と側面に関しては、パネルを置くことはできないので、今回はハネの部分に接着剤を塗ってパネルを取り付けます。

パネルを取り付けたい位置を確認して、どこにどのフレームが必要か考えながらフレームの種類を決めていきましょう。

…脳トレをやっている気分になりながらフレームの選定も終了しました。

これで製作の準備は完了です。あとは必要な材料を準備して組み立てに取り掛かりましょう!製品の組み立て方法に関しては、次回ご紹介いたします!