
アルフレームを使った製品の裏話や活用方法がわかるコラム、「アルミやろうぜ!」
今回は遮光ネットやビニールを取り付けられるプランタースタンドを作成しました。
まだ夏が終わる気配のない8月後半、日中になるとギラギラとした日差しが照る、いやもう刺さってきます。人間はこんがり焼けてしまいそうなくらいの日差しですが、植物にとって日光は浴びた方がいいんじゃないか…と思ったらそんなことはないようで。
観葉植物や一部の野菜、多肉植物などは強い日差しに長時間当たりすぎると、葉が焼けて茶色くなってしまいます。これを防ぐために遮光性のあるネットで植物を囲って対策をされる場合があるそうです。
どんな感じか調べてみると、お庭で育てている規模の対策だったり大きな棚ごとネットで囲う事例は見かけるのですが、ベランダなど限られたスペースで育てている場合の例があまり出てきませんでした。ならば!ということで、今回はベランダ菜園や少しだけ植物を育てている方向けに、ネットをつけることのできるプランタースタンドを作ることにしました。
製品の特長
遮光ネットがつけられる



アルミフレームでスタンドの枠組みを作っており、フレームに園芸用のクリップ(パッカー)で遮光ネットを取りつけることができます。遮光ネットに限らず例えば冬場は保温のためのビニールを取りつけるといった使い方もできます。
ベランダでもOKな小さめサイズ

ベランダ等狭いスペースでもスタンドが置けるように、幅53cm×奥行33cmの比較的小さめサイズで製作しました。小型の横長プランターが1台置けるくらいの大きさです。もちろん小さなプランターをいくつか置いて使うこともできます。
通気性、水はけがいい

通気性、水やり後の水はけをよくするために、プランタースタンドには足をつけて隙間を空けています。また底面には穴の開いたパンチングパネルを使用しています。
作り方
ここからは簡単な作り方をご紹介します。
使用した部材

フレーム、ジョイントは16mm角のAシリーズを使用しています。底面のパネルには先述した通りパンチングパネルを使用しました。
天面を組み立てる

初めに天面を組み立てます。天面に使うフレームの両端に、プラスチックハンマーを使用してジョイントを叩き込みます。


同じものをもう1セット作ります。フレームとジョイントの間に隙間がなくなるまで叩きます。

両端に入れたジョイントに、さらにフレームをたたき入れて連結します。

もう片方の端も同じように。

両端にジョイントを入れておいたフレームを最後に上からたたき入れて四角の形に組めば天面の完成です

底面を組み立てる

底面は使用するフレームとジョイントが異なりますが、組み方は天面と同じです。
フレームの両端にジョイントを入れて

さらにフレームを連結します。

底面のフレームにはパネルを載せるためのリブがついています。組み立てる時にリブの深さがそろっていないと、
最後にパネルを載せることができないので気を付けて組み立てます。

リブの深さが揃っていれば、このようにリブの部分がぴったり合わさります

天面と同じように四角に組んで、底面も完成です。
天面と底面をつなぐ

先ほどまで組み立てた面を支柱で連結します。天面から出ているジョイントの脚に支柱に使うフレームを4本連結します。



支柱の上に底面を連結します。この時底面は表・裏どちらの向きでも連結できるのですが、底面のリブの深さが表裏で異なるため、向きによってパネルを置いたときの特長が異なります。

リブが浅い方にパネルを置くと、フレームとパネルがフラットになります。フレームギリギリまでものを載せたいときはこちらの方が便利です。

逆にリブが深い方にパネルを置くとフレームとパネルに段差ができます。パネルの上に置いたものがはみ出して落ちてしまうのを防ぎます。

今回はパネルとフレームに段差ができるように、リブが深い方にパネルが置けるような向きで連結しました。
脚とパネルをつける

底面まで連結出来たらその上に脚を連結します。

最後に脚フレームの端面に脚が1方向しか出ていないジョイントを連結します。


最後にリブの上にパンチングパネルを載せれば完成です。

完成!


こんな感じで、丸型のプランターなら2~3つほど置く事ができます。大切に育てている植物を日差しから守るためにぜひ活用してみてください。
製品に使用したフレームの詳細は、以下のボタンよりご覧いただけます。
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