【アルミやろうぜ】アウトドアテーブル用の脚パーツを自作してみた

アウトドア用テーブルの写真

アルフレームを使った製品の裏話や活用方法がわかるコラム「アルミやろうぜ」第 14 回ではアルフレームで製作したアウトドアテーブル用の脚パーツについてご紹介いたします。

製作のきっかけ

当社は現在YahooショッピングとAmazonにアルフレームを使った製品を出品しており、その中にモニター台用の脚パーツという製品があります。

アルフレームで脚パーツを作って自分で好きな天板と一緒に組み合わせることでモニター台がDIYできる!という製品なのですが、これのシリーズ物としてテーブル用の脚パーツも作りたいなと思ったのが製作のきっかけです。

そこで候補に挙がったのが、テーブル脚と板で組み立てができるアウトドア用のテーブル。漢字の「目」のような形をした脚の隙間に板材を差し込んで、脚を斜めにすることで自立する仕組みの製品です。板と脚を工具やネジで固定しないので使わないときはすぐに分解・持ち運びできるのが特徴です。

この形ならアルフレームでも特長あるものが作れるかも…?と思い今回製作してみることになりました。

苦労した点

ただ同じような形を作るだけでは既製品と変わらないため、なにか特長をつけられないか考えたところ、アウトドアなどに使えるテーブルなので板と脚部分だけではなく脚自体も組みバラシができる仕様にすることにしました。

ハシゴの形をした製品のイメージ図

こんな感じで縦のフレームと横のフレームにパーツを分けて、ハシゴのような形に組み立てる案を考えたのですが、問題はこのフレームをどのようにして組みバラシするか…。

アルフレームの連結によく使用するジョイントは組み立て後の解体ができないため、他の方法を考える必要があります。そこではじめに出た案はフレームの両端にコの字のアルミ材をつける方法です。

フレームの写真
フレームを固定したときの断面図

図のように両端につけたアルミ材と縦フレームに穴をあけてボルトで両方の穴を通し、ナットで裏から手締めで固定します。

これなら組みバラシもできるし工具もいらない。いい感じでは…?と思い、この仕様で試作。実際に組み立ててみると組むことはできるのですが、フレームがガタつく…設定した穴位置の寸法も間違っていないのにどうして…。

原因は固定するボルト径よりもボルトを通す穴径を少し大きくしていた為でした。開いている隙間の分だけボルトがずれて動き、どうしてもガタついてしまいます。

ガタつくのでフレームがすぐ斜めになってしまう。

初めはボルトがゆるんで回っているからフレームが動くのでは?と思い、ネジをレンチでギッチギチに締めてみたりと試していたのですが、きつく締まっていても全然治らない…。ネジ部分と穴に隙間があれば結局ボルトがずれてしまいます。

この「ボルトが回っている」のではなく「ボルトがずれて動いている」という事に全然気づかず、「なんでだ~~!!」と私はひたすらフレームをガチャガチャしていました…。

また、この止め方ではフレームに対して1点でしか固定していないのもズレの原因になっていたため、最終的には横フレーム(ネジ止め用の溝が2か所あるA-25を使用)を左右から2か所ずつネジで止める仕様に変更しました。

なんとか完成

ということで最終的に出来上がった形がこちらです。

試作のようにフレームの正面からではなく、左右側面からそれぞれ2か所フレームをねじ止めする形に変更しました。

組み立ての際も手締めできるように、ボルトではなくキャップ付きのネジに。

ちなみに棚板は1×4なら3枚、1×6材なら2枚がきれいに収まる大きさで製作しています。使わないときはフレームを全て分解できるので見た目の割にコンパクト。キャンプやピクニックなどでもご活用できますし、インテリアとしても使用可能です。

ボルトを通すための穴だから、うまく入ればそれであとは大丈夫だろう!と。今回は室内でしか写真を撮れていないのですが、いつかピクニックに行くときなどに実際に使ってみたいですね(`・ω・´)

2023.11.14追記:実際に使ってみました

実際にテーブルをもってピクニックに出かけてきました!レジャーシートの上に座った状態でちょうどいい高さで使うことができました。安定性もあるので色々物を載せることができてかなり使いやすかったです!

二人で使用したのですが、使ったワンバイ材の長さがあと1.5倍ぐらいあればもっと色々物が載せられるなあと感じました。一人で使う分には十分なスペースなので、使用する人数などに合わせて板の大きさを考えるといいかもしれません。

本製品はYahooショッピング・Amazonで販売中です、ぜひチェックしてみてください!

製品に使用したフレームの詳細は、以下のボタンよりご覧いただけます。

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