アルフレームを使った製品の裏話や、活用方法がわかるコラム、「アルミやろうぜ!」
今回はアルフレームを使って自宅のルーター収納スタンドを自作してみました。
ルーター専用のスタンドを製作
お家に設置しているルーターやONU(光回線終端装置)などのインターネット機器は置き場所に困ったり、ケーブルがぐちゃぐちゃになってしまっていたりしますよね。とりあえずそばにあった箱の上に載せてるだけとか、床置きしてたりとか…。
自宅もまさにそんな状態でした。とりあえず近くにあった収納ケースの上にルーターとONUを適当に置いていて、ケーブルは収納ケースに乗らず床置き状態。とても見た目がいいとは言えません。
さらに使っている機器がレンタル品なので説明書などが入った空箱も捨てられず。別の場所に保管しているのですが、かさばるのでかなり邪魔です。
今回はこんな状況を解決するべく、機器類とケーブルと空箱をまとめて置けるスタンドをアルフレームを使って製作してみました。
よくあるルーター収納とは真逆の、ルーターを隠さない形が特徴です。
今回はなぜこんな形で作ろうと思ったのか?といった製作の経緯と製作風景、使い方についてご紹介します。
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製品の特長
まずはこのスタンドの特徴についてご紹介します。
ルーターを電波が届きやすい位置に置ける
電波がより届きやすくなるよう、床から高さ1mの位置にルーターを設置できます。
ルーターと一緒にONUなどその他ネットワーク機器も置くことができます。
コンパクト
設置スペースが広くならないように、幅と奥行きはコンパクトなサイズで製作しました。棚受けはルーターやONUがちょうど一台乗る大きさです。
最下段の棚受けのみ少し大きく作っています。機器類の外箱など大きめの物を一緒に保管できます。
アルフレームの特長を生かしたアレンジ性
このHPでご紹介しているオリジナルのアルミシステムパイプ、アルフレームは作りたい製品の用途に応じて様々な種類のフレームやジョイントを取り揃えております。
フレームとジョイントをプラスチックハンマーを使って連結させることで簡単な形を作ることができます。木材のようにクランプで固定して…直角出してビス止めして…といった工程は必要ありません。
棚板、背板の部分は3mm厚までのパネルを挟み込めるフレームを使っています。ビス止めでパネルを固定する必要がありません。
足部分にはM6のネジ溝がついたジョイントを使用しました。ネジ穴部分に後からキャスターやアジャスターを後付けできます。
あえてルーターを隠さない理由
市場にはルーターを収納するために、色々な大きさや機能が付いた商品が発売されています。その中でも特に多いのはルーターを隠して収納できる商品です。隠して収納することで部屋もスッキリ見えていいはずなのですが、今回あえて隠さないスタンド型の物を作ったのにはいくつか理由があります。
隠すより電波が届きやすい方が最優先
一番の理由はルーターを隠して部屋の見た目をよくするより、電波が届きやすい位置に置けることを優先したものにしたかったからです。
自宅でインターネットを使う為に必要なルーターですが、無線で使用していると部屋の場所によっては電波がつながりにくいと感じたこともあるかもしれません。原因の一つとして設置場所が適切でない可能性があります。
“Wi-Fiルーターを設置するときのポイント”
(アイ・オー・データ機器 スマホ・TV・PC周辺機器総合メーカー IODATAhttps://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s20274.htm 閲覧日:2024/2/26)
によると、ルーターは以下のようなポイントを守って置くのがよいそうです。
- Wi-Fiルーター以外の電波を出す家電やIT機器とは離す
- 棚の上に設置する
- リビングや寝室に設置する
- まわりに物があるところに置かない
- 部屋の角に置かない
- 金属や鏡の近くに置かない
部屋の雰囲気を壊さないためにルーターを隠して収納するのもいいのですが、周囲を囲うことで電波が遮られたり熱がこもりやすくなる場合もあります。これでインターネットがつながりにくくなってしまっては本末転倒です。
そのため今回作る収納スタンドは電波が遠くまで飛ぶ位置に置けることを重要視して
- ルーターを隠したり囲ったりしない、スタンドのような形にする
- 高さを1m確保する
という仕様で製作しました。
設置スペース自体をコンパクトにしたい
今まで床置きしたり適当な棚の上に置いていたルーター達をスタンドや棚を新たに設置して収納しようとすると、もちろんですがそれら自体を置くスペースが必要になります。
置きたいものはルーターとONUとその外箱くらいなので収納棚ほどの大きなスペースは必要ありません。部屋も物を置く分窮屈になってしまうのを避けたかったので、設置スペース自体がコンパクトになるように、棚の形にせずスタンドのような形で製作しました。
作り方
ここからは実際に収納スタンドの作り方を簡単にご紹介します。
1.棚受けを作る
まず棚受けを作ります
プラスチックハンマーを使ってフレームにジョイントを叩き込みます
さらにフレームとジョイントを連結させてコの字を作ります。
2.パネルを入れる
棚受けを作る途中でパネルを入れます。A-6というハネにパネルを挟み込めるフレームを使っています。
パネルを入れ終わったら残りのフレームを連結させて棚受けを完成させます。同じ工程を繰り返して他の棚受けも作ります。
3.組み立てる
棚受けを全て作り終えたら、上に上に組み立てます。
底面の棚受けに支柱を入れて
パネルを差し込みます。
その上に棚板を連結させます。これで1段分完成です。
二段目も同じように支柱とパネルを入れて連結。
これを天面まで繰り返してスタンドが完成です。
使い方
パネルのアレンジ例
パネルは3mmまでの厚みであれば自由に挟み込むことができます。
今回は底板に3mmの複合板を、背板には3mmの有孔ボードを使用しました。
背板に有孔ボードを使ったことで、機器類の電源コードやLANケーブルをケーブルバンドでまとめて固定しておくことができます。フックをつけてケーブルをひっかけておくこともできます。
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