【アルミやろうぜ】アルミフレームでNゲージ用のディスプレイ台をつくってみた

専用のジョイントを使ってプラスチックハンマーで組み立てができるアルミフレーム、アルフレームを使った製品の裏話や活用方法がわかるコラム、「アルミやろうぜ!」

今回は鉄道模型をディスプレイできる台を製作しました。

鉄道模型をちょっとだけ飾りたい

ショッピングセンターのおもちゃ売り場や模型屋さんで見かける鉄道模型。子供から大人まで沢山の方が楽しまれています。筆者も鉄道に並々ならぬ愛情を注いでいる…訳ではないのですが、縁あってNゲージという規格の鉄道模型を所持しています。

専用の線路とコントローラーを買えば実際に模型を走らせることができるので、本当は家で線路をつないで走らせてやるのが醍醐味なのでしょうが、そんなスペースはなく…。

ただ、このままケースに入れっぱなしなのも勿体ない。ちょっとだけ飾れるようなものがあればな…ということで、今回はアルフレームを使ってNゲージのディスプレイケースを作る事にしました。

既製品は模型を何両も連結させて飾るような大きな製品が多いのですが、今回は1~2両の模型を数種類だけ飾れる、コンパクトなケースを目指します。

ひな壇のような形の台を作ろうと考えていたところ、フレームを組んだ時に段の下にも隙間ができることに注目して、既製品にはない横からでも前からでも飾れるケースを製作しました。

横でも前からでも飾れるディスプレイケース

出来上がった物がこちらです。アルフレーム16mmシリーズのハネ付きフレーム、A-2とA-3を使用してひな壇のような形で組み立てました。

A-2、A-3フレームは片側が4.3mm、もう片側が10.5mmの段差になるようにハネがついており、フレームを四角に組むことで、ハネの上に棚板を置くことが可能です。

今回は棚板部分が4.3mmの段差になるようにフレームを組み立て、3mm厚のアルミ複合板を棚板として使用しています。

画像のように段になっている部分には模型を横向きに、底面の部分には模型を前から飾ることができるサイズで製作しました。今回はNゲージ用のサイズで製作しておりますが、棚の奥行きを92mmで製作したのでもう少し大きい規格のHOゲージでも飾ることができます。

製品の組み立て方

ここからは製品の組み立て方を簡単にご紹介します。

詳しい組み立て方はYoutubeでもご覧いただけます

使用した部材

今回はアルフレーム16mmシリーズのA-2(ハネ1方向型)とA-3(ハネ2方向柄)、ジョイント、3mmのアルミ複合板を使用しました。

底面の組立

まずは底面を組み立てます。底面用のフレームの両端に、プラスチックハンマーを使ってジョイントを打ち込みます。

底面のフレームに使用しているA-2フレーム(ハネ1方向型)は、ハネの位置が非対称で、向きによってフレーム端からの深さが異なります。あとから連結するフレームとハネの位置が合うように向きに気を付けて組み立てます。

ハネが深い方
ハネが浅い方

ジョイントを入れ終わったら、さらにフレームを連結してコの字を作ります。

コの字に組めたら最後にフタをするようにジョイントとフレームを連結して底面の完成です。

ハネ付きのフレームを連結するときは、ハネどうしがピッタリくっつくまでしっかり叩き込みましょう。

天面の組立

次に天面を組み立てます。先程の天面と同じ要領で四角の部分を組み立てます。

階段状になるように四角く組んだパーツを連結します

パーツをつなぐための短いフレームを連結して
向きを間違えないように組み合わせます
こんな感じで階段状の天面が出来上がりました

最後に底面と天面を支柱用のフレームで連結します。

支柱用のフレームを四隅に連結します
先程組んだ天面を上に載せて
四隅をまんべんなく少しずつ叩き込む

これでフレーム部分は完成です。

パネルを棚板部分に載せればディスプレイ台の完成です。

このディスプレイ台ですが、パネルを置いている部分だけでなく側面や背面にもハネ付きのフレームを使用しているので、アルフレームに加工を行ったりすることでパネルを後付けできるようにしております。

【おまけ】ディスプレイ台をカスタムする

ここからはおまけでディスプレイ台の側面・背面にパネルをつけるカスタム例を、簡単にですがご紹介します。

画像のようにハネ部分に穴を開けます。あとでネジ止めできるようにタップ加工もしております。アルフレームに加工を行う際は金属用のドリルと電動ドライバーを使用してください。

取り付けたい面と同じ大きさに切ったパネルを用意します。(今回は3mmのアクリル板を使用)
ハネに穴を開けた場所と同じ位置にこちらも穴をあけておきます。

パネルを面に合わせてネジで固定すれば、下面のホコリよけのカバーを取り付けることができます

今回このディスプレイを作るにあたり鉄道模型について軽く調べていたのですが、色々な種類の模型やジオラマのキットが販売されておりとても驚きました。
旅行先で乗ったローカルの電車が模型として販売されていることもあるようで、旅の思い出にコレクション目的で集めて、この台にまた飾りたいな…という新たな楽しみも増えました🚃

製品に使用したフレームの詳細は、以下のボタンよりご覧いただけます。

記事に載っている製品の別サイズ、別仕様を作りたい!他にもフレームでこんなものが作りたいんだけど…?など
気になることがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。