アルフレームを使った製品の裏話や活用方法がわかるコラム、「アルミやろうぜ!」
今回はタブレット用の撮影スタンドをアルフレームを使って製作しました。
製品の特長
動画撮影や、写真撮影の際に使えるタブレット用の撮影スタンドです。
タブレットはスタンド上部についているパーツの上に載せて使用します。今回はiPad Pro 11インチ(第三世代)ケースを外して使用していますが、分厚すぎないものであればケースに入れたままでも使用可能です。
タブレットは縦横どちらの向きでも使用できます。
外カメだけでなく、内カメで画面を見ながら撮影することもできます。
スタンドは上下を無段階で調節可能。撮影時のカメラの高さを変えることができます。
タブレットを置いたままでも調節可能です。
作り方
使用した部材
今回は25mmフレームのB-1(溝無し)と、ジョイントを使用しました。
台座部分を組む
初めに台座を組み立てます。フレームの両端に、プラスチックハンマーを使ってジョイントを叩き込みます。
ジョイントはフレームとの隙間がないように最後までしっかりと叩きます。
両側にジョイントが入ったら、そのジョイントの両端にさらにフレームを二本ずつ連結します。
最後に連結したフレームの端面にもジョイントを入れれば、台座部分の完成です。
支柱フレームを連結する
台座部分が組めたら、支柱用のフレームを連結します。
先に短いフレームの両端にジョイントをいれておきます。これがスタンドの上部になります。
台座にはフレームが入っていないジョイントの脚が二ヵ所残っているので、ここに長いフレームをそれぞれ連結します。
二本フレームが連結できたら、その上に先程組んでおいた短いフレームを連結します。
フレームはこれでつなげたのですが、長い方のフレームが最後まで入りきっていなかったので、スタンドをひっくり返して逆側からも叩きます。
これでスタンド部分がすべて完成しました。
タブレットを置くパーツを取り付ける
完成したスタンドに、タブレットを置くためのパーツを取り付けます。
パーツは二ヵ所に貫通穴が開いているものと、
L字のアルミアングルとネジ穴加工がされているものがあります。
パーツを固定するためのネジも2本使用します。
貫通穴が開いているフレームに取り付け用のネジを一本通します。
ネジ穴のついたパーツも準備して、支柱フレームを挟むようにネジで固定します。
パーツが落ちないようにねじを締めたら、もう一本のネジも同じように固定します。
フレームとアルミアングルの間にタブレットを置けば完成です!
完成
撮影位置を調節するときはネジを少しだけゆるめれば、タブレットを置いているパーツを動かすことができます。好きな高さに合わせたら、ネジをもう一度締めて固定します。
高さの調節しかできないかわりに、タブレットを固定する部分が大きくスタンドにも台座をつけているので安定性があります。定点で動画を撮影する際などに活躍できそうですね。